「会社にはどこまで話すべき?」
「キャリアに響かないか不安」
「同情されるのも嫌」
職場への伝え方は、人によって正解が大きく違うテーマです。
3つの基本パターン
伝え方の選択肢
- パターンA:全部正直に話す(病名・治療内容・期間まで)
- パターンB:必要最低限(病気で休む、復帰の見込み程度)
- パターンC:可能な限り伝えない(有給・在宅で対応)
どれが正解、というのはありません。ご自身の状況と職場の雰囲気で選びましょう。
どこまで伝えるかの判断軸
伝えるなら、誰にどの順序で?
一般的には、
- 直属の上司(業務に直接影響するので)
- 必要に応じて人事担当
- チームメンバーには、上司と相談して範囲を決める
「同僚みんなには伝えない」というのも、もちろんアリです。
伝えるときの言い方の例
全部話す場合
「実は乳がんと診断されました。手術は◯月、その後抗がん剤を◯ヶ月予定しています。働きながら治療したいので、相談させてください」
最低限の場合
「健康上の理由で、今後◯ヶ月、週◯回ほど通院が必要になります。業務調整について相談したいです」
あいまいに
「ちょっと健康のことで、しばらく通院することになりました。在宅でフォローできる体制を相談したいです」
伝えたあとに利用できるもの
職場で使える可能性のある制度
- 傷病手当金(健康保険)
- 高額療養費制度
- 休職制度
- 在宅勤務・時短勤務
- 有給休暇の繰越し
- 介護休暇(家族の場合)
詳しくは No.4006 傷病手当 を。
ハラスメントを受けたら
残念ながら、
- 「妊娠もしてないのに、なんで休むの?」
- 「キャリアアップは難しいかも」
- 部署異動を強要される
など、ハラスメント的な対応を受けることもあります。
そんなときは、
- 労働基準監督署
- がん相談支援センター
- ハローワーク(がん患者就労相談員)
などに相談を。記録(メール・録音)も残しておきましょう。
仕事を辞めるかどうかの判断は、診断直後にしないこと。
治療が落ち着くと意外と続けられたり、転職という新しい道が見えたりすることもある。
焦って大きな決断をしない、これが鉄則。