乳がん治療で、特に注意したい副作用のひとつが肺の副作用です。
間質性肺炎(薬剤性肺炎)
抗がん剤や分子標的薬で起こる肺の炎症。
起こりやすい薬
- エンハーツ(T-DXd):頻度高め、特に注意
- T-DM1
- エベロリムス
- パルボシクリブ・アベマシクリブ(まれ)
- 一部の免疫療法
放射線性肺臓炎
胸部への放射線治療後に起こる肺の炎症。
- 治療終了後1〜6ヶ月で発症
- 照射範囲の肺に限定的
- 多くは軽症で自然軽快
共通する症状
早期発見が命
間質性肺炎は、早く見つけて治療開始すれば、ほとんどの方が改善します。
逆に進行してしまうと重症化し、命に関わることもあるため、ちょっとした咳・息切れも軽視しないことが大事。
検査と治療
検査
- 胸部CT
- 肺機能検査
- 採血(KL-6、SP-Dなど)
治療
- 原因薬の中止
- ステロイド治療
- 必要に応じて酸素療法