「漢方薬は副作用がないから安心」というイメージがありますが、実際は副作用もあれば、相互作用もあります。
乳がん治療では、副作用緩和の補助として漢方薬が使われることがあります。
主な使われ方
① 末梢神経障害
- 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん):手足のしびれに
② 食欲低下・全身倦怠感
- 補中益気湯(ほちゅうえっきとう):体力低下に
- 十全大補湯(じゅうぜんたいほとう):補益(栄養補給)
③ ホットフラッシュ
- 加味逍遥散(かみしょうようさん):更年期様症状
- 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
④ 便秘
- 大建中湯(だいけんちゅうとう):腸の動きを整える
- 麻子仁丸(ましにんがん)
⑤ 口内炎
- 半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう):抗がん剤による口内炎に
漢方薬を始めるときの注意
エストロゲン作用への懸念
ホルモン陽性乳がんで気をつけたいのは、エストロゲン作用を持つ可能性のある成分。
気をつけたい成分
- 大豆イソフラボン
- 当帰(とうき)
- 一部のサプリ(プエラリアなど)
これらは「治療には影響しない量」と言われることが多いですが、心配な方は主治医に相談を。